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宮前商店街にショップ&ギャラリー「かさねあわせ」 国内作家の品を販売

ショップ&ギャラリー「かさねあわせ」の関智哉さん

ショップ&ギャラリー「かさねあわせ」の関智哉さん

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 ショップ&ギャラリー「かさねあわせ」(品川区戸越4)が8月19日、戸越公園駅近くの宮前商店街にオープンした。運営はMDコンサルタントを行うフラットリー(西五反田3)。

「かさねあわせ」の外観。のれんは、水面のような滑らかな曲線と、2枚を「かさねあわせ」ているのが特徴

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 同店のコンセプトは、「かさなり合わさる水面のように、古き良き伝統と新しさ、日本と海外の交わりをモノ、コトを通じて提案します」。内装は「ペドラブランカ」(戸越4)社長の白石崇雄さんの紹介で、デザインは「spread it」(戸越4)を運営する建築家の林口洋平さんが、施工は瀬尾商店(戸越1)が手がけた。売り場面積は約3.5坪。

 開店の経緯について、同社プロジェクトマネジャーの関智哉さんは「2年前にネット販売を始め、アトレ目黒やアトレ大井町などでポップアップストアを展開してきたところ、来店客から実店舗はないのかと聞かれることがあり、需要を感じた。宮前商店街は、ポップアップストアに来てくれたお客さんも多く住んでいる地域で、大井町や目黒からも訪れやすい」と話す。「私は上大崎の小学校卒業後にイギリスへ留学したので、品川区は地元のような場所で親しみがある」とも。

 店では、陶器や磁器の食器類、藍染めの洋服や小物、ピアスなどのアクセサリー類など、13人の国内作家の作品と工芸品を約100点そろえる。人気は、岩崎龍二さんの「紫匂 片口」(3,300円)、「環流し 21センチ鉢」(1万1,000円)、アンパル工房(沖縄県)の「透磁 茶器」(1万円)、「透磁 ボール」「透磁 小皿」(以上7,300円)、八重山藍染めの大判ストール(2万900円)、羽織、ワンピース(以上2万9,700円)、かばん(8,800円)など。主なターゲット層は30~50代で、客単価は約9,000円。

 「取り扱う作家は今後も増える予定。個展の開催や、海外でのポップアップストアも視野に入れている」と関さん。「藍染めは染め直しができるし、食器は割れても金継ぎをすれば長く使える。日本で作られた作品や工芸品に囲まれて、豊かな生活を送るきっかけにしてほしい」とも。

 営業時間は11時~19時(土曜・日曜は10時~)。月曜定休。

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