品川「宿場まつり」が舞台の自主制作映画-祭りスタッフから監督へ

自主映画「まつりのあと」の近藤学監督。商店街のハッピをはおり、映画のチラシを手に。

自主映画「まつりのあと」の近藤学監督。商店街のハッピをはおり、映画のチラシを手に。

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 「しながわ宿場まつり」を舞台にした自主映画「まつりのあと」が9月19日・20日、品川宿交流館(品川区北品川2)で上映される。

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 同作品の監督は現在27歳の近藤学さん。プロのシナリオライターを目指す近藤さんは、2005年12月に仲間と映画製作を企画するが、なかなか脚本が進まなかった。日本の四季を取り入れたいと考えていこともあり、2007年に「何かヒントになれば」と役者仲間を通して宿場まつりにスタッフとして参加。近藤さんは「品川の人は本当に祭り好き。地元出身者以外でも快く受け入れてくれるアットホームなところや和気あいあいとした雰囲気を伝えたいと思い、映画の舞台に選んだ」と振り返る。

 「しながわ宿場まつり」は、北品川から青物横丁へ続く旧東海道エリアで行われ、毎年多くの見物客でにぎわうイベント。同作品では品川に住む25歳の主人公が、同祭りのスタッフとして参加し、成長していく過程を描く。昨年行われた同祭りで撮影を行ったため、地元住民も多く登場している。

 9月5日・6日に北品川で週末のみ営業している「クロモンカフェ」(北品川2)で行われた上映会では予約で埋まり、「自分も写っていてうれしい」「宿場まつりにはスタッフとして参加しているので、いつも見られないオモテの様子が見られた」などの声も。

 同作品の見どころについて、近藤さんは「実際の祭りの様子をストーリーに組み込んであるので臨場感あふれる仕上がりとなっている」と力説。「商店街の人や地元の方にすごく助けていただいたので、映画を通して宿場まつりの魅力を伝えて恩返しができれば」とも。

 上映時間は、19日=17時~・20時~、20日=17時~・19時~。27日の「品川宿場まつり」、10月4日のメイプルセンター(西大井1)での上映も予定する。いずれも入場無料。

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