プレスリリース

中小企業向けクラウドERP「eerp」に「発注・仕入管理」機能を追加。需要予測とABC分析で発注推奨データを毎日自動作成し、欠品と過剰在庫を同時に抑制

リリース発行企業:株式会社コマースロボティクス

情報提供:

株式会社コマースロボティクス(本社:東京都港区、代表取締役:伊藤 彰弘)は、中小企業向けクラウドERP「eerp」に、需要予測とABC分析にもとづいて発注推奨データを毎日自動作成する「発注管理」機能を11月1日に追加しました。
eerp発注管理は、同じeerp内の受注管理・倉庫管理とデータを共有し、出荷・売上データの在庫分析、需要予測、発注、入荷予定登録、仕入計上までをひとつの流れで管理します。担当者の経験と勘に頼りがちだった在庫分析・発注業務を、データにもとづく判断へ移行することを支援します。eerpのオプションとして月額2万円(税抜)から利用でき、30日間の無料トライアルで実際の画面をお試しいただけます。

機能紹介ページ:https://eerp.jp/function/purchase/
中小企業向けクラウドERP:https://eerp.jp/

eerp発注管理のダッシュボード

開発の背景

卸売業、製造業、EC・通販事業者、小売業などでは、欠品の防止と過剰在庫の削減を両立させることが継続的な課題です。多くの中小企業では、発注担当者がExcelで実績と在庫を集計し、経験則で発注量を決めているため、判断の根拠を説明しにくく、担当者の交代時に引き継ぎも難しいという属人化が生じています。

また、在庫分析に手間がかかるため、デッドストックの発見が棚卸のタイミングまで遅れたり、欠品リスクに在庫が切れてから気づいたりするケースも少なくありません。分析ツールを別に導入しても、データの準備や発注システムへの転記といった作業が残ります。

こうした需要予測・発注支援の仕組みは大手ベンダーなどから提供されていますが、導入・運用に高額な費用がかかるのが一般的で、中小企業にとっては導入のハードルが高いのが実情です。

eerp発注管理は、ERP内の業務データをそのまま活用し、在庫分析の結果を実際の発注・入荷・仕入計上につなげることで、これらの課題の解消を目指します。

さらに、需要予測は、多額の費用をかけて高度な手法を取り入れれば必ず当たるというものではありません。そこでeerp発注管理では、コストを抑えて提供するために、需要予測の手法を「移動平均法」のみに絞りました。過去の実績を一定期間で平均するシンプルな手法のため、予測の根拠が分かりやすく、最終判断を担当者が行う運用にもなじみます。過去の実績が少ない新製品など、移動平均法での予測が難しい品目については、AIを活用した個別カスタマイズで対応する方針です。

精度を追い求めて高額になるシステムではなく、ほどほどの精度で使いやすく、安く利用できる製品を目指して開発しました。

在庫分析から仕入計上まで、毎日まわる一連の流れ

eerp発注管理は、次の流れを毎日の業務ループとして一元管理します。

eerp発注管理を利用した業務ループ

本機能が扱うのは、自社から仕入先への発注・仕入の流れです。得意先からの受注は、eerpの「Web受注」「受注管理」で扱います。

eerp発注管理の5つの主な機能

1.出荷・売上・粗利の3軸によるABC分析
出荷数量・売上金額・粗利の3つの軸で、SKUをA〜Dランクに自動分類します。出荷ベースで物流上の重点商品を、売上ベースで仕入の集中度を、粗利ベースで「売上は高いが利益を圧迫している商品」を把握でき、注力商品と整理対象の判断に活用できます。


ABC分析と在庫回転率

2.需要予測と在庫日数の自動計算
過去の出荷実績から、移動平均法による需要予測を自動で算出します。予測にもとづき「現在の在庫が何日分あるか」を毎日計算し、危険水位を下回るSKUをアラートで知らせます。欠品リスクを事前に把握し、補充判断を先手で行えるようにします。
3.在庫回転率・Tableau連携・在庫分析レポート
SKUごとの在庫回転率を算出し、デッドストックや過剰在庫の早期発見を支援します。BIツール「Tableau」との連携による詳細なダッシュボード分析(オプション)のほか、経営会議や仕入判断に使える在庫分析レポートの定期出力(オプション)にも対応します。
4.発注推奨データの自動作成と、担当者による最終確定
需要予測と在庫日数をもとに、発注ロット、最低発注金額、休業日などの発注条件を反映した発注推奨データを毎日作成します。発注方式は品目ごとに4種類から設定できます。
発注の最終確定は担当者が行う設計です。キャンペーンや特売など、現場にしか分からない事情を加味して推奨内容を修正・確定すると、発注メールの送信と入荷予定の登録は自動で行われます。発注量の算定を仕組み化しながら、最終判断は人が担うことで、属人化の解消と現場の実情に即した発注を両立します。
5.入荷実績にもとづく仕入計上
発注した商品が入荷すると、入荷実績をもとに仕入を計上します。原価はSKUごとに登録した固定の原価を用いるため、仕入のたびに原価を登録し直す手間はかかりません。入荷によって在庫数量が更新されると、SKUごとの原価にもとづく在庫金額にも反映され、棚卸や粗利の把握を同じデータ上で行えます。ABC分析や在庫回転率も同じデータで行うため、分析用にデータを作り直す必要はありません。

機能一覧


ERPの一機能だから、分析用データの準備が不要

eerp発注管理は、同じeerp内の受注管理・倉庫管理と商品マスタや在庫・出荷データを共有します。分析専用ツールのように、分析用データを手作業で抽出・加工したり、分析結果を発注システムへ転記したりする必要がありません。販売管理から段階的に導入し、発注管理へと範囲を広げていく進め方にも対応します。

受注・倉庫・発注・仕入が同じデータでつながる

既存の基幹システムへの発注データ連携にも対応(n8n+生成AIプラン)

確定した発注データを、お客様がすでに利用している基幹システムへ連携するカスタマイズも請け負います。発注・仕入管理だけをeerpで行い、会計や販売などは既存の基幹システムを使い続けたい企業でも、データの二重入力をせずに運用できます。
連携には、ワークフロー自動化ツール「n8n」と生成AIを活用するプランを提供します。eerp本体を個別に改修するのではなく、n8nと生成AIを外付けで組み合わせて連携の仕組みを構築するため、企業ごとに異なるデータ形式や業務フローに合わせやすく、将来の業務変更にも柔軟に対応できます。生成AIはあくまで道具として組み込むため、利用者側にAIの専門知識は必要ありません。

導入・運用サポートとセキュリティ

導入前から運用開始後まで、専任の導入支援チームがチャット・電話・オンラインミーティングでサポートします。操作方法や設定に関する質問には、AIヘルプデスクが24時間365日対応します。貴社業務に合わせた活用方法を学べる、オンサイト・オンラインの有料個別研修も提供しています。
当社は、情報セキュリティマネジメントシステム(ISO/IEC 27001)およびプライバシーマークの認証を取得しています。通信・保存データの暗号化やウェブアプリケーションファイアウォールにより、お客様の情報資産を保護します。

想定する導入企業

卸売業、製造業、EC・通販事業者、小売業、食品関連事業者など、継続的に商品・製品を販売・出荷し、在庫と発注の管理が業績に直結する中小企業を想定しています。特に、次のような課題を持つ企業に適しています。
- 発注量の判断が担当者の経験と勘に依存し、属人化している
- ABC分析や在庫回転率の集計に手間と時間がかかっている
- 欠品と過剰在庫の両方が発生し、利益やキャッシュフローを圧迫している
- 発注後の入荷予定登録や仕入計上が別作業になっている

サービス概要




代表取締役コメント
伊藤彰弘「多くの中小企業では、いまだにExcelや担当者の経験と勘に頼って発注業務が行われています。一方、高度な需要予測システムは導入コストが高く、実際の発注業務との連携にも課題がありました。 私たちが目指したのは、需要を予測するだけの分析ツールではなく、需要予測から発注、入荷、仕入計上までを一つのシステムでつなぐことです。 eerp発注管理では、ERPに蓄積された受注・出荷・在庫データを活用し、毎日の需要予測から推奨発注日・発注量の計算までを自動化します。一方で、最終的な発注判断は人間が行える仕組みにしています。 月額20,000円からという価格設定にもこだわりました。これまで大企業が中心だったデータに基づく発注管理を、中小企業にも広く普及させたいと考えています。 今後は生成AIや業務自動化技術も組み合わせ、中小企業が少ない人員でも高度な在庫管理・発注管理を実現できるERPへと進化させてまいります。」



今後の展開

今後は、eerpの生産管理とのセット運用を提案し、製造業を中心に展開を進めます。
製品の需要予測を上位の発注・仕入管理が担うことで、生産管理側は部品・資材の需要予測に専念できます。製品の需要予測と、部品・資材の需要予測を役割分担することで、販売・在庫・生産をひとつのデータでつなぎ、自社製品を持つメーカーの計画業務をシンプルにします。
あわせて、n8nや生成AIを活用した外付けの自動化・連携サービスを拡充し、企業ごとの業務フローや既存システムに合わせて使えるERPサービスの提供を進めます。

株式会社コマースロボティクスについて

「ITでビジネスを簡単に」をミッションに、EC・物流向けシステム、クラウドERP、AI業務自動化サービスなどを開発・提供しています。当社提供製品の導入実績は2,000社(コマースロボ・Air Logiの2サービス合計、2026年時点)です。

・会社名:株式会社コマースロボティクス
・所在地:東京都港区新橋5-10-5 PMO新橋II 4階
・代表者:代表取締役 伊藤彰弘
・資本金:6億6,592万円(資本準備金含む)
・事業内容:クラウドWMS「エアロジ(Air Logi)」、販売管理システム「コマロボ販売」、AIヘルプデスク「Fastdesk」等のクラウドサービスの開発・提供
・URL:https://www.commerce-robotics.com/

■ 提供サービス
・クラウドWMS(倉庫管理)「エアロジ」:https://www.ec-zaiko.net/
・クラウドOMS(受注管理)「コマースロボ」:https://www.commerce-robo.com/
・クラウドERP「eerp」:https://eerp.jp/
・AIお問合せツール「Fastdesk」:https://fastdesk.jp/
・越境EC支援サービス「Airtrade」:https://airtrade.jp/