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英国風パブ「HUB」「82」、五反田に同時オープン-禁煙・喫煙で差別化も

「HUB」に比べてグレードアップしたアルコール類を豊富にそろえる「82」

「HUB」に比べてグレードアップしたアルコール類を豊富にそろえる「82」

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 JR五反田駅西口近くに4月29日、「HUB五反田西口店」(品川区西五反田1、TEL 03-5719-6682)と「82五反田西口」(同、TEL 03-5759-1482)が同時オープンした。経営はハブ(千代田区)。

「82五反田西口」の店内の様子

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 「HUB」は、ダイエー創業者・中内功さんが英国のパブ文化に感動したことを機にグループ内で事業化。1980(昭和55)年、神戸三宮に1号店がオープンした。その後、1998年にダイエーホールディングコーポレーションの100%子会社としてハブ(現)を設立。現在は「HUB」直営店55店舗、「82」直営店14店舗、「82」のれん分け店1店舗の計70店舗を展開している。

 「HUB五反田西口店」の店舗面積は約35坪で席数は56席、「82五反田西口店」の店舗面積は約25坪で席数は55席。両店ともキャッシュ・オン・デリバリーを採用している。

 両店舗の違いについて、同社広報の駒田知也さんは「もともと『HUB』のお客さまはバーのビギナーが多かった。学生や20代の若い方にご利用いただいていたが、今や40~50代になられたお客さまにとって『懐かしい』場所になってしまった。当社としてはぜひ『今』もご来店いただきたい。そこで『HUB』より年齢層を上げた『大人の店』として『82』業態をスタートした」と話す。

 「82」は店長がメーンとなり、利用客一人ひとりと向き合えるようなアットホームな店作りが特徴。12時から営業を行っているがランチメニューはなく、ビジネスマンの「食後のコーヒー」需要が高いという。17時までのカフェタイムには、ブレンドコーヒー(180円)、アイスコーヒー(200円)、カフェラテ(230円)、カプチーノ(230円)などを用意する。

 アルコールは、シングルモルトウイスキー(400円~)などのワンコインからオーダーできるウイスキー類を充実させた。このほか、たる出しの生ビール(2分の1パイント350円、1パイント650円)、ポンプ式ビールサーバーで提供する「82リアルエール」(同550円、同950円)、ハイボール(500円~)、オリジナルカクテル600円~などを提供する。フードの「おすすめ」は「手づくりフィッシュ&チップス」(350円)。

 「82」はビルの1階、「HUB」は地下1階で上下並びの出店は初。「82五反田西口」は全席喫煙席だが、「HUB五反田西口店」は全面禁煙にして差別化を図る。「禁煙にすることで、女性の隠れた需要を取り込めるのでは」。

 「オープン後は好調な滑り出し。若い方は『HUB』へ、『82』は年配の方やカップルのご利用が多いようだ」という。

 営業時間は、HUB=17時~翌1時(金曜は翌2時まで、土曜・日曜は24時まで)、82=12時~翌1時(金曜は翌2時まで、土曜・日曜は16時~24時)。

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