五反田駅近くのコワーキングスペース「CONTENTZ（コンテンツ）」（品川区西五反田1、TEL 03-5436-1321）で9月13日、ライター同士の交流を目的としたトークイベント「月60万稼ぐフリーライターになるには」が開かれた。

　主催は同スペースを運営する編集プロダクションのノオト。CONTENTZは月額会員制、フリーアドレスのワークスペースとして、昨年7月にオープンした。施設面積は約48坪、席数は48席。

　イベントのテーマ「月60万円稼ぐ」は、単価の安い仕事でフリーライターを諦めてしまう人がいる現状を憂慮し、どうすれば生活していけるだけの収入を得られるかを考えるためのもの。ゲストは、やきそばかおるさん、両角春香さん、朽木誠一郎さん。

　同スペースの管理人で司会を担当した宮脇淳さんは「ライター不足はコンテンツ制作会社にとって深刻な問題。『ライターになりたいが、どうすればよいかわからない』という人が、その一歩を踏み出すきっかけになればと思い無料イベントを企画した」と話す。

　当日の一般参加者は61人で、約6割がライター未経験者。経験者も5年以上はわずか3人だった。トークイベントは、先輩ライターや編集者がQ＆A形式で稼いでいけるライター論を展開。来場者が6人1組のグループとなってゲストに質問する時間も設けられた。

　イベント終了後は懇親会を実施。参加者からは「『ライター年収700万円限界説』『自分の強みを持ったライターになれ』など参考になる話が聞けて満足。懇親会でもさまざまな方と交流でき、とても有意義だった。今後もこのようなイベントにぜひ参加したい」という声も。

　今後の展望について、宮脇さんは「SNSなどで本格的に告知を始めてから1日ほどで定員に達してしまった。参加者からの反応も上々だったので、次回はもう少しテーマを絞って企画したい。できれば、2カ月に1回くらいのペースで開ければ」と意気込む。