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西五反田に串揚げ店「花林糖」 コース中心、独自ブレンドの油を使う

「花林糖」店長の佐藤嘉恭さん

「花林糖」店長の佐藤嘉恭さん

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 串揚げ専門店「花林糖(かりんとう)」(品川区西五反田2、TEL 03-6420-0132)が西五反田エリアにオープンして2カ月がたった。運営はフードアーキテクトラボ(港区)。

「花林糖」外観

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 居酒屋「牡蠣(カキ)入レ時々海栗」跡を居抜きで利用する。店内の壁や床はモノトーンでまとめ、料理を提供する器は作家物を使う。店舗面積は約13坪。席数は、カウンター=8席、テーブル=12席。

 店名の「花林糖」は、店長の佐藤嘉恭さんの名字から砂糖にちなんで考えたという。開店の経緯について、佐藤さんは「文京区白山にあったミシュランの『ビブグルマン』を獲得した店で9年ほど料理人として働いていた。コロナ禍をきっかけにその店が閉店し、独立に向けて動き出したところ、串揚げ店の開店を考えていたフードアーキテクトラボとの縁がつながった」と話す。

 串揚げは、独自にブレンドした油を使う。「油を劣化させないよう、管理に気をつけている。串揚げは空気をたくさん含ませて作っているので、衣はふわふわでとても軽い食感になっている」と佐藤さん。

 メニューはコースが中心。季節の前菜、野菜スティック、リエット、串揚げ6種の「串コース」(3,190円)と、串コースにどて焼き、A5ランクの飛騨牛を一口サイズで揚げたメインの串揚げ、「小ぶりなカツ丼」、揚げ団子に黒蜜をかけた「花林糖」が付く「名物コース」(5,280円)の2コースを用意する。

 単品も用意。串揚げは、「じゃがバター」(220円)、「鶏肉」「鱚(キス)」(以上275円)、「松茸(マツタケ)海老(エビ)ミンチ」、黄身が半熟の「うずら卵」(以上330円)、「牛肉チーズ」「鴨葱(ネギ)」(以上385円)、「アスパラ肉巻き」(550円)などを提供する。

 アルコールメニューは、「光栄菊 幾望」(913円)、「いづみ橋 夏ヤゴMOMO13」(1,000円)、「地酒蔵のウヰスキー」「黒糖 長雲一番橋」(以上748円)、「ハートランド」(770円)、「ポワールビオロジック」(880円)、「ソガ・ペール・エフィス オーディネイルメルロー」(ボトル=8,000円、グラス=1,243円)など。ソフトドリンクは「季節のジュース」「ほうじ茶」(以上585円)などを用意する。

 客単価は約7,000円。

 「串揚げは油分をなるべく抑えた軽い食感の衣なので、胃もたれしにくい。お客さまからは、油ものを食べている感覚ではないと言ってもらうこともある」と佐藤さん。「今後、2店舗目、3店舗目を出店し、いずれはミシュランガイドの星を獲得できる店にしたい。そのためには、まず当店で結果を出せれば」と意気込む。

 営業時間は17時~23時。月曜定休。

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