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戸越銀座のスーパー「文化堂」が新装開店 2フロアに増床、自社商品増やす

「文化堂 戸越銀座店」の外観

「文化堂 戸越銀座店」の外観

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 戸越銀座のスーパーマーケット「文化堂 戸越銀座店」(品川区戸越1、TEL 03-3782-0700)が6月18日リニューアルオープンした。運営は文化堂(二葉4)。

1階では総菜・飲料・酒・卵・冷凍食品を販売する

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 同社は1953(昭和28)年、荏原中延に菓子専門店として創業し、1969(昭和44)年にスーパーマーケット1号店を川崎にオープン。2023年に創業70年を迎えた。東京・神奈川・埼玉を中心に、グループ店を合わせて21店舗を展開する。品川区内の文化堂は戸越銀座店を含めて4店舗。

 同店は1966(昭和41)年から2000(平成12)年まで戸越銀座商店街で営業し、2000年6月に現在の場所に移転。2022年1月末から約2年半、物件の建て替え工事のため休業していた。1階と2階の2フロアで営業する。店舗面積は325坪。

 同社常務で店舗開発室長の冨ケ原守さんは「新しいオーナーの意向で建物上階がマンションになり、敷地内に緑地ができた。以前は1階だけだったが、リニューアル後は2フロアに増床し、売り場面積は150坪から224坪に広がった」と話す。

 1階は総菜、飲料、酒、卵、冷凍食品を、2階は野菜、果物、精肉、鮮魚をそろえる。「戸越銀座周辺は東京都の平均よりも単身世帯が多い。単身者にも便利さを感じてもらいたくて、手早く購入できる品物を1階に並べた。2階はリニューアル前の店と変わらず、ファミリー向けの品ぞろえになっている」と冨ケ原さん。どちらの階にもアウトレットコーナーを設け、パスタやオリーブオイルほか、季節ごとの買い替え商品などを業者から仕入れて販売する。

 オリジナル商品は、モモハムやあらびきポークウインナー、小結び糸こんにゃく、北海道産「美瑛米ななつぼし」などを販売する。冨ケ原さんは「約3年前、売り上げ規模が小さいスーパーから中堅スーパーの仲間入りになったタイミングで、オリジナル商品開発を始めた。自社ブランドの商品は現在、300点に上る。2023年度の売り上げは、258億円を突破した」と話す。

 「われわれが目指すのは、地域のお客さんが冷蔵庫のように使える店。品質、鮮度、値段、品ぞろえ、それぞれ利用者の満足度を高め、普段の買い物に文化堂を利用してもらうのが理想」と意気込む。

 営業時間は10時~22時。

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