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荏原町にレコードバー「ロジウラ」 レコードや古本販売、ブラジルの酒も

店長の風間のうさん

店長の風間のうさん

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 レコードショップ・カフェバー「ロジウラ」(品川区中延5、TEL 090-5347-1197)が荏原町駅近くの立会川緑道沿いにオープンして2カ月がたった。

「ロジウラ」外観

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 店長を務めるのは、グラフィック・エディトリアルデザイナーの風間のうさん。20代のころ制作に参加した雑誌をきっかけにブラジルで約2年間働き、ブラジル音楽・文化への造詣を深めたという。2017(平成29)年ごろまでは、ブラジル北東部の郷土料理「アカラジェ」のケータリングユニット「東京アカラジェ&タピオカ」メンバーとしても活動していた。

 開店経緯について、風間さんは「よく顔を出している武蔵小山のバーで、この物件で店をやってみないかと声をかけてもらい、レコードバー業態ならできるのではと考えた」と話す。

 店舗はスナック跡を改装した。壁面には陳列棚を取り付け、レコードを聞くためのスピーカーも設置した。店舗面積は約7坪。席数は、カウンター=5席、テーブル=4席。

 中古レコード約500点や古本を販売する。「点数はこれから増やしていく。店側の好みを押しつけないよう、ジャンルの制約は設けない」と風間さん。レコードは店内で試聴できる。「今後は個人の中古レコードを委託販売し、レコード愛好家に還元する仕組みを考えている」とも。

 バーメニューは、ブラジル原産の蒸留酒「カシャッサ」を使った「カイピソーダ」(700円)やホットドリンク「ケンタォン」(800円)のほか、生ビール(700円)、ウイスキー、サワー(以上600円~)、カクテル(700円~)、マテ茶(600円)など。つまみとして、パウミット(ヤシの新芽、500円)、ナッツ(300円~)、ジャーキー(500円~)なども用意する。

 「カウンター側の壁面には、来店客からリクエストがあった曲名を付箋で貼り、店内で最近かけた曲が分かるようになっている」と風間さん。「12月には店内でアコースティックライブを予定している。先日は近隣の店と合同イベントを開催した。地域の人と自然に仲良くなれたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は18時~24時(土曜・日曜・祝日は13時から)。水曜定休。

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