大井町の平和小路にキッチン・バー「リモ」-女性1人で飲める店

60年代をイメージした店内にはレトロな雑貨をディスプレイ。60年代の音楽やファッションが大好きだという関塚さんは、60年代のソウルミュージックを演奏するバンド「The Secrets」のサクソホン奏者としての顔を持つ。

60年代をイメージした店内にはレトロな雑貨をディスプレイ。60年代の音楽やファッションが大好きだという関塚さんは、60年代のソウルミュージックを演奏するバンド「The Secrets」のサクソホン奏者としての顔を持つ。

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 大井町の平和小路にキッチン・バー「Remo(リモ)」(品川区東大井5、TEL 03-6712-9933)がオープンし、1カ月が過ぎた。

大井町の平和小路にある「リモ」

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 コンセプトは「女性1人でも飲みにいける店」。店主の関塚千春さんが一人で切り盛りする同店の利用客は、その8割が女性だという。関塚さんは「大井町には女性が1人で飲める店は少ない。常連さんとはほぼ毎日顔を会わせるので、2~3日現れないと死亡説が流れるほど」と笑う。

 関塚さんは約5年間、きゅりあん区立総合区民会館の近くでダイニングバー「Re*mo Lounge(リモ・ラウンジ)」を友人と2人で運営していた。今回1人で経営することになり、平和小路に移転。「大井町のお客さんは1日に何軒もはしごする方が多く、店同士も仲がいい。仲良くしているバーが平和小路にあった縁で移転先を決めた」という。店舗面積は3坪で、席数は6席。

 ランチは、トマトピラフにとろけるチーズ、デミグラミートソース、半熟目玉焼きをのせた「リモライス」、グリルしたチキンをハーブ風味のクリームソーズで煮込んだ「クリームチキンライス」とカレー3種を日替わりで提供。価格はすべて700円でサラダとスープが付く。

 夜は「ハンバーグ」「オムライス」「リモ風鶏のフォー」(以上各700円)、辛めのインド風ポークカレー「特製!リモカレー」(750円)などのフードメニューや「たことそら豆のガーリックソテー」(500円)「ブタとキムチーズの揚げ春巻き」(350円)などのつまみ類、デザートには「揚げたて!ハリケーンドーナツ」(500円)を提供する。

 ドリンクはワイン(グラス500円)、ビール(小瓶550円)、焼酎(500円)、洋酒(550円)を幅広くそろえる。寒さが深まるこの時期の「おすすめ」は赤ワインとレモネード「ホットワインレモネード」、バーボンとミルク「ウィスキーミルクパンチ」、カンパリとハチミツ「ホットハニー・イタリアーノ」などのホットカクテル。客単価は2,500円。

 60年代の音楽やファッションが大好きだという関塚さん。自身も60年代のソウルミュージックを演奏するバンド「The Secrets」を結成し、サクソホン奏者としての顔を持つ。今後については「地味にコツコツ続けていく。自分の家のように、みんながいつでも帰ってこられるような場所でありたい」と話す。

 営業時間は11時30分~14時30分(月曜~金曜のみ)、18時30分~翌1時。日曜・祝日不定休。

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