武蔵小山駅近くの「武蔵小山温泉 清水湯」（品川区小山3、TEL 03-3781-0575）は毎月11日、復興支援イベント「幸せのアヒルちゃん風呂」を開催している。

アヒル風呂イベントの様子

　同湯は1924（大正13）年に銭湯として開業し、1994年に温泉「黒湯」を掘り当てた。老朽化の進んだ建物を建て直し、2008年にリニューアルオープン。現在は、3代目の川越太郎さんが経営する。

　東日本大震災直後から、フロントでアヒルのおもちゃを1個100円で販売し、売上金全額を日本赤十字社に寄付している。募金活動のPRを目的に、2012年3月から毎月11日にアヒルのおもちゃで露天風呂を飾り付けるイベントも始めた。

　「アヒルは誰からも愛されるキャラクターで、そばに置くだけで幸せを感じることができると思い、採用した。アヒル風呂を目当てに来るお客さまもいて、毎回このおもちゃを買って帰る方も」（川越さん）。およそ2年で、募金総額は130万円を越えたという。

　川越さんは、「復興支援は継続することが大事だと思い、募金活動とイベントを続けてきた。毎月11日にアヒル風呂を開催することで、東日本大震災のことを考えるきっかけになれば。アヒルの見た目がかわいらしいところも、『継続』の力になると思っている」とほほ笑む。「頑張っている現地の人たちのために、少しでも力になれれば」とも。

　営業時間は12時～24時（日曜は8時～）。月曜定休。入泉料は、大人＝450円、小学生＝180円、幼稚園以下無料。アヒル風呂は11日が月曜の場合、その前後で開催（要問い合せ）。