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しながわ水族館が開館30周年 記念セレモニーでペンギンのひな愛称発表も

30周年記念ロゴを持つアザラシ(写真提供=しながわ水族館)

30周年記念ロゴを持つアザラシ(写真提供=しながわ水族館)

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 しながわ水族館(品川区勝島3、TEL 03-3762-3433)が10月19日に開館30周年を迎え、さまざまな記念イベントが行われる。

5月に生まれたマゼランペンギンのヒナ(写真提供=しながわ水族館)

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 10月17日には記念セレモニーを実施。当日は、入館券を持っている先着300人を対象に、記念グッズとして30周年ロゴ入りの「バンブーエコカトラリー」を進呈する。

 同セレモニーは、イルカ・アシカスタジアムで10時40分から。イルカショーの前に、館長の鈴木正勝さんと品川区防災まちづくり部公園課長の髙梨智之さんがあいさつする。「本来なら華々しく祝いたいところだが、コロナ禍のためシンプルに行う予定」だという。

 セレモニーでは、5月生まれのマゼランペンギンの愛称を発表する。愛称は品川区内の公園に生える植物を由来にした「フジ」「ペペ」「ズッキー」の中から、来場客の投票で決まる。投票期間は10月14日まで。現在、愛称募集を記念して、当たりくじ入りの「ペンギンの羽毛ガチャ」(1回=300円)を販売中。当選者は愛称を募集中のペンギンと記念撮影ができる。なくなり次第終了。

 イルカ・アシカスタジアムでは、「Viva!30周年」を掲げた特別編成のイルカショー、アシカショー、アザラシショーを実施する。テーマは「一体感」で、各ショー共通の楽曲で来場客と生き物、スタッフが一緒にダンスを踊る内容。

 同館入り口の水槽では、「30周年記念水槽」として、ウーパールーパーの愛称で知られるメキシコサンショウウオを展示する。広報担当の清水さんは「メキシコサンショウウオは約30年前に国内で流行した。当時を思い起こすきっかけにしてもらえれば」と話す。各ショーと「30周年記念水槽」は11月29日まで。

 17日からは30周年を記念した音声ガイドコンテンツ「シュラとニコのしな水大冒険!」を提供する。ソニー(港南1)が開発する「Sound AR(拡張現実)」技術を用いたアプリを活用。参加者はアプリをダウンロードして館内やしながわ区民公園を歩くと、物語の展開を楽しめる。

 同ガイドコンテンツは、今年8月に水族館の仲間入りを果たしたコツメカワウソ「シュラ」と「ニコ」が、館内のさまざまな生き物と出会い触れ合うオリジナルストーリー。キャラクターボイスは声優の梶裕貴さんと峯田茉優さん、キービジュアルはカワウソなどの動物イラストで知られるLommy(ロミー)さんが担当する。来年3月7日まで。

 このほか、同水族館のショップでは、周年記念のオリジナルグッズを販売する。

 「30周年のしながわ水族館だからこそ体験できるイベントを準備した。『シュラとニコのしな水大冒険!』は、当館を訪れたことのない方も足を運ぶきっかけになれば」と清水さん。「19日は本来休館日だが、30周年当日のため開館する。今年仲間入りしたばかりのコツメカワウソに会いに来て」とも。

 開館時間は10時~17時。火曜休館。入館料は、高校生以上=1,350円、65歳以上=1,200円、小・中学生=600円、幼児(4歳以上)=300円。

 新型コロナウイルス感染症の対策として、ふれあい水槽「ガラ・ルファ」は中止。入館時にサーモグラフィーで体温を確認し、マスクを着用していない場合は入館を断る。ただし、3歳以下の子どものマスク着用は保護者に一任する。ソーシャルディスタンスを保って観覧し、水槽に手を触れないよう呼び掛ける。

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