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しながわ水族館にコツメカワウソ2匹が仲間入り サンシャイン水族館から引っ越し

コツメカワウソのニコとシュラ(写真提供=しながわ水族館)

コツメカワウソのニコとシュラ(写真提供=しながわ水族館)

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 しながわ水族館(品川区勝島3、TEL 03-3762-3433)に現在、コツメカワウソの「ニコ」と「シュラ」が仲間入りし、夏休みの来場者を楽しませている。

コツメカワウソのニコ(写真提供=しながわ水族館)

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 2匹は雌で、サンシャイン水族館(豊島区)から引っ越してきた。担当者は「ニコは泳ぐのが好きで水槽内をよく探検し、餌やり体験ではワカサギを積極的にキャッチする。シュラは何事にも動じない性格で、布にくるまるのを好む」と話す。2匹は仲が良く、ニコのおなかを枕にシュラが寝る様子も見られるという。

 展示場所は、地下1階の水槽「カワウソ”小さな狩人“」。水槽サイズは幅3メートル、奥行き1.8メートル、高さ1.4メートル。子どもがのぞきやすいよう、床から48センチの位置に設置する。

 展示の経緯について、担当者は「既存の水槽で飼育できる生き物を検討し、館内の展示内容や人気ぶりなどから品川区と協議して決めた」と話す。「コツメカワウソはかわいい面が目立つが、本来ペットには不向き。野生的な生態のギャップも伝えたい」とも。

 アクリルの筒を通してコツメカワウソにワカサギを与える「餌やり体験」(500円)は毎日16時に開催。定員は5人まで。水槽の構造上、参加者は身長120センチ以上であることを推奨している。政府や東京都の新型コロナウイルス感染症に関わる方針によって、開催は変更となる可能性がある。

 同水族館では、7月からバンドウイルカの「ミント」とミナミアメリカオットセイの「ルル」もショーデビューした。ミントの見せ場はハイジャンプ種目。大人のイルカより90センチ低い3メートル70センチのターゲットに向けてジャンプする。ルルはできる種目が少ないが、「成長する姿を一緒に見守ってほしい」という。

 現在、夏の特別展「にょろにょろ展」を開催する。今年10月に開館30周年を迎える同館では、これまで長きにわたり水族館を楽しんでくれた来場客に感謝を込めて、「長い」から連想した「にょろにょろ」に特化する12種約50点の生き物と、目黒寄生虫館(目黒区)から借りた2種3点の標本を展示する。いきものグッズ販売「いきもーる」のクリエーターが協力した数量限定のオリジナルグッズも。9月26日まで。

 「コロナ禍の影響で、入館者数は以前の5~6割ほど」と担当者。「当館は今年リニューアルしたしながわ区民公園内にあり、開放的な雰囲気が魅力の一つ。遠出しにくい今だからこそ、生き物に癒やされ、元気を分けてもらいに来てほしい」と呼び掛ける。

 開館時間は10時~17時。入館料は、大人=1,350円、シルバー(65歳以上)=1,200円、小・中学生=600円、幼児(4歳以上)=300円、3歳以下無料。

 新型コロナウイルス感染症の対策として、ふれあい水槽「ガラ・ルファ」は中止。入館時にサーモグラフィーで体温を確認し、マスクを着用していない場合は入館を断る。ただし、3歳以下の子どものマスク着用は保護者に一任する。ソーシャルディスタンスを保った観覧と、水槽に手を触れないよう呼び掛ける。

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