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戸越エリアでサステナブルイベント初開催へ 青稜中学校SDGs部考案の料理も

会場の一つである「エコルとごし」外観

会場の一つである「エコルとごし」外観

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 「サステナブルイベントinとごし ~食とフリマでもったいないを考えよう!~」が10月22日、戸越公園(品川区豊町2)、環境学習交流施設エコルとごし(同)、文庫の森(豊町1)の3会場で開催される。主催は品川区。

「肉巻きWAKAMEのスタミナ丼」(左)、「とまらない!えび出汁(だし)リゾット」(写真提供=オイシックス・ラ・大地)

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 食品ロスへの認知度向上や、幅広い世代に対して食品を大切に扱う意識を育むために、品川区が推進する「SHINAGAWA“もったいない”プロジェクト」の一環。10月の食品ロス削減月間に合わせて初開催し、飲食屋台の出店やフリーマーケットなどを企画する。

 同プロジェクトはこれまで、家庭で使われずに余っている未開封の食品を寄付して区内の子ども食堂などの運営に役立てる「フードドライブ」の常設窓口の設置や、食品ロスを減らすレシピを一般家庭から募った「もったいないレシピコンテスト」を開催。さらに、食品ロス削減に取り組む区内の店舗「SHINAGAWA“もったいない”推進店」を募集してきた。

 戸越公園では同推進店の中から、「an's kitchen(アンズキッチン)」(大井1)、「美華飯店」(西大井1)など8店舗が飲食屋台を出店。ステーキ肉の余りの牛すじを使った煮込みや、余り野菜のスタミナ丼など、食品ロス削減メニューを含めたさまざまなメニューを販売する。使い捨てプラスチック削減のため、サトウキビで作られたモールド容器などの環境配慮型容器やリユース食器で料理を提供する。

 青稜中学校(二葉1)SDGs部の生徒が考案した「オリジナルSDGs丼」も販売する。食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地(大崎1)と区が共催で今年9月に実施した特別授業「Oisix×次世代“これからの食”学び場プロジェクト」で生徒たちが発案したメニューで、通常は廃棄される穴開きワカメと白エビの殻を使った「肉巻きWAKAMEのスタミナ丼」と、「とまらない!えび出汁(だし)リゾット」(以上500円)の2種類。10月23日~25日、品川区役所本庁舎3階ロビーでも販売する。

 エコルとごしでは、野菜の根や皮の活用方法をクイズで学ぶワークショップなどを、文庫の森では約30店舗が出店するフリーマーケットを開催する。

 品川区都市環境部環境課長の河内崇さんは「若い世代が考え工夫を凝らしたメニューや、プロが作るおいしい食品ロス削減メニューを楽しんでもらいたい。食など身近な題材から持続可能性を意識するきっかけになれば」と話す。

 開催時間は10時~15時。入場無料。小雨決行。

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