品川区大崎第一地域センター近く、西五反田3丁目エリアにある複合開発「MEGURO MARC（メグロマーク）」（品川区西五反3）が12月8日・9日、まちびらきイベントを開催した。

テープカットの様子、写真右奥が「プラウドタワー目黒MARC」

　JR東日本グループと野村不動産グループが共同開発し、中庭を中心に3棟で構成する同施設。オフィスビル「JR目黒MARCビル」（JR東日本ビルディング）は地上13階、地下1階建て。賃貸住宅ビル「目黒MARCレジデンスタワー」（JR東日本都市開発）は地上24階、地下2階建て。分譲住宅ビル「プラウドタワー目黒MARC」（JR東日本都市開発、野村不動産）は地上32階、地下1階建て。

　2022年3月にJR目黒MARCビル、同年10月に目黒MARCレジデンスタワーが完成。今年10月16日に全棟が完成した。総敷地面積は約2ヘクタール。

　一般社団法人MEGURO MARCが、街区と周辺のエリアマネジメント活動に取り組む。MEGURO MARCはメンバーシップ制で、街区住民やワーカー、活動に賛同する人が無料でメンバー登録できる。メンバーは街区で開催されるイベント情報などを得られるほか、シェアスペース（一部有料）を利用できる。

　プラウドタワー目黒MARCの1・2階には、エリアマネジメント活動の拠点を置く。1階にはテーブルや椅子を置いた共用ラウンジと、キッチン併設のレンタルスタジオを備える。このほか、一般利用できるテナントとして、「Coffee Stand MARC（コーヒースタンドマーク）」、フラワーショップ「Le bouquet Abeille Meguro（ル ブーケ アベイユ 目黒）」、店舗型アートプラットフォーム「EVERANDART（エバランダート）」、「Wine Shop LUCY ANNEX（ワインショップ ルーシー アネックス）」がオープンした。

　8日・9日のまちびらきでは、トークイベントやマルシェを開いた。8日は、地元保育園の園児を含む20人以上の関係者がテープカットに参加。「居間 theater（シアター）」によるダンスパフォーマンスが会場を盛り上げた。

　一般社団法人MEGURO MARC代表で野村不動産事業創発本部長・常務執行役員の梶貴之さんは「このエリアで働く方や住まう方の出会いや接点が生まれる場、地域に共感するファンが増えるような豊かな場を目指していきたい」と話す。