エキュート品川（港区高輪3）で9月28日より4周年記念イベントが始まり、品川宿にかかわりが深い「品川てづくり市」「品川宿お土産処」などが出店している。

エキュート風にアレンジした「品川宿お土産処」。

　同イベントを担当するJR東日本ステーションリテイリングの川村絵美さんは「4周年を迎えられたのは地元の方々の支援があったから。品川は、昔ながらの商店街や歴史ある品川宿と高輪のビル群との対比が面白い街でもあるので、この機会に改めて品川宿に目を向けてみようということで企画した」と話す。

　毎月第2日曜に品川神社で開催されている「品川てづくり市」が同館2階、「シーズンプレゼント」に出店。同市で活躍する若手作家約100人の作品を入れ替わりで販売する。販売スペースは6.7坪。期間中、作家が店頭で作品を制作する実演も行う。28日～30日は、大森優子さんのハンドメードフェルト「La Pecora（ラ ペーコラ）」が出店。モヘアのポーチ（1,500円）、キートレイやコースター（以上1,000円～）などを販売する。

　このほか毛糸小物やシルバーアクセサリーを制作する武津さんのストラップ（1,000円～）、アクセサリー（3,000円～）、ヘアゴム（1,890円～）、南フランスプロヴァンス地方の伝統的なキルト「ブティ」や手刺繍の作品を制作するMametoさんのポシェット（3.800円～）、手提げバッグ（5,800円～）なども。作家がスタッフとして店頭に立ち、販売商品について説明。「手づくり市で行われている作家さんと利用客とのコミュニケーションもそのまま再現したかった」と川村さん。

　2階「ワンダーポイント」には旧東海道沿いで土曜・日曜・祝日のみ開店している土産物店「品川宿お土産処」（北品川1）、「エキュートギャラリー」には「品川縣ビール」（500円）の販売コーナーを用意。同商品は、国内で最初のビール工場があったとされる品川と日本最古の酵母「エド酵母」を研究開発する「田沢湖ビール」（秋田県仙北市）がコラボレートしたもの。同館入り口の「プレミアムセレクト」では、館内に出店する「Wanofu.品川」の和にちなんだスイーツも販売する。

　品川てづくり市事務局の薄葉聖子さんは「今回の企画は作家さんの協力がなければ成り立たなかった。作家さんが自分たちの作品を通して品川宿を紹介する作家による品川宿をピーアールできれば」と話す。川村さんは「地元の人たちにも品川の良さを再認識していただければ」とも。

　10月18日まで。