プレスリリース

「WordPress is Dead?」AIでサイトは作れても守れない?移行済み117サイトの約29%に不具合、専門家の必要性を提言

リリース発行企業:リブランディング株式会社

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リブランディング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:菊地 将)は、WordPressから他のWebサイト構築基盤へ移行したと公開している117サイトを対象に、2026年11月3日、独自の技術調査を実施しました。その結果、117サイト中34サイト(約29%)で、当社の判定基準において不具合に分類される状態を確認しました。不具合はSEO、HTML、メール認証、セキュリティなど、複数の領域にまたがっていました。生成AIやAIコーディングツールの進化によって、Webサイトを制作するためのハードルは下がりつつあります。しかし、Webサイトは公開すれば終わりではありません。脆弱性への対応、ソフトウェアの更新、検索エンジン向けの設定など、継続的な管理が必要です。
当社は、AIによってWebサイトを作ることが容易になる一方、公開後のサイトを継続的に守るためには、専門家による管理・運用がより重要になると考えます。

■調査結果サマリー

- 調査対象:WordPressから他の基盤へ移行したと公開している117サイト
- 不具合を確認したサイト:34サイト(約29%)
- 不具合の主な領域:SEO、HTML、メール認証、セキュリティ
- 画像のalt属性の欠落:12サイト
- 内部リンク切れ:8サイト

1.背景:「WordPress is Dead?」と言われる今、乗り換えれば問題は解決するのか

2026年10月22日、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、PHPの脆弱性「PHP2shell」への対策を公表しました。WordPressはPHPを利用するCMSであり、安全に運用するためにはPHP本体、WordPress本体、プラグイン、テーマなどを継続的に管理する必要があります。Web技術の利用状況を集計するW3Techsによると、2026年11月3日時点でWordPressは全Webサイトの39.5%で利用されています。2025年11月の43.2%から利用割合は低下していますが、依然として多くのWebサイトで使われています。一方、静的サイトやクラウド型サービスなど、WordPress以外の構築基盤を選択する動きもあります。しかし、WordPressをやめて別の基盤へ乗り換えれば、Webサイトの管理は不要になるのでしょうか。当社はこの疑問を検証するため、WordPressから移行したと公開している117サイトの状態を調査しました。

2.117サイト中34サイトに不具合、SEO・HTML・メール・セキュリティの複数領域に分散

今回の調査では、117サイト中34サイト(約29%)で、当社の判定基準において不具合に分類される状態を1つ以上確認しました。項目別の結果は次のとおりです。
- 画像のalt属性がない:12サイト
- 内部リンク切れ:8サイト
- サイトマップの不備:4サイト
- サイトマップの更新日(lastmod)の形式不正:4サイト
- トップページやサイトマップ掲載ページのnoindex指定:3サイト
- メール認証設定(SPFレコード)の重複:3サイト
- ページ取得時のエラー等:2サイト
- 構造化データ(JSON-LD)の構文エラー:2サイト
- HTTPSページ内の混在コンテンツ:1サイト

※1つのサイトが複数の項目に該当するため、項目別の合計は34サイトを超えます。




不具合は特定の技術領域に集中しておらず、SEO、HTML、メール認証、セキュリティなどに分散していました。今回の結果から、Webサイトの構築基盤を変更することと、公開後の状態を適切に維持することは別の課題であると考えられます。

3.AIコーディングで「作る」ことはできても、「守る」ことには別の専門性が必要

生成AIの進化により、自然言語で指示するだけでWebサイトのコードを生成したり、デザインを変更したりすることが可能になっています。
AIコーディングによって、これまで専門家に依頼していた制作作業の一部を、企業や個人が自ら行えるようになりました。
しかし、Webサイトの運用には、制作とは異なる仕事があります。
- 新たな脆弱性の発見に合わせて、使用しているソフトウェアを更新する
- PHPやJavaScriptライブラリのサポート終了日を把握する
- HTTPS証明書の有効期限を管理する
- メール認証設定の不備を発見し、修正する
- SEO上のエラーやリンク切れを継続的に確認する
- 外部サービスや検索エンジンの仕様変更に対応する

これらは、一度Webサイトを完成させれば終わる作業ではありません。
AIはコードの生成だけでなく、点検や修正にも活用できます。しかし、AIコーディングでWebサイトを制作したという事実だけでは、継続的な安全性や正常な運用は保証されません。
「AIでWebサイトを作れること」と「AI任せでWebサイトを守れること」は、同じではありません。
当社は、AIによる制作の効率化が進むほど、公開後の管理・運用を担える専門家の重要性が高まると考えます。

4.WordPressから乗り換えても終わらない、外部環境の変化と更新対応

Webサイトを継続的に管理する必要がある理由の一つは、運営者の意思とは関係なく、技術的な要件や期限が変化することです。
代表的な例が、HTTPS通信に利用するTLS証明書です。CA/Browser Forumの基準では、対象となる証明書の最大有効期間が次のように短縮されます。
- 2026年3月15日以降:200日
- 2027年3月15日以降:100日
- 2029年3月15日以降:47日




証明書の更新間隔が短くなることで、自動更新の仕組みや管理体制の重要性が高まります。
このほかにも、PHPの脆弱性やサポート期間、JavaScriptライブラリの更新、メール認証要件など、継続して確認すべき事項があります。



WordPressから静的サイトやクラウド型サービスに移行しても、証明書、メール認証、利用するソフトウェアなど、基盤を問わず管理が必要な領域は残ります。
Webサイトの乗り換えは、管理を終わらせることではなく、管理すべき対象や方法を変えることでもあります。

5.当社の見解:AI時代に価値が高まるのは、Webサイトを「作れる人」より「守れる人」

今回の調査では、WordPressから他の基盤へ移行したと公開している117サイトのうち34サイトで不具合が確認されました。しかも、不具合はSEO、HTML、メール、セキュリティなど複数の技術領域にまたがっています。当社は、この結果を踏まえ、Webサイトの運用を専門知識のない担当者だけで継続することには限界があり、専門家による継続的な管理が重要だと考えます。今後、AIによってWebサイトを制作できる企業や個人は増えていくでしょう。しかし、Webサイトの公開後には、脆弱性の発見、ソフトウェアの更新、仕様変更、検索エンジンへの対応などが継続的に発生します。問題を見つけるだけでなく、原因を判断し、適切に修正し、事業への影響を確認することが必要です。AIでWebサイトを作ることが当たり前になるほど、Webサイトを守れる専門家の価値は高まる。 これが今回の調査を踏まえた当社の見解です。重要なのは、WordPressを使い続けるか、別の基盤に乗り換えるかだけではありません。Webサイトを公開した後、誰が責任を持って管理し、更新し、問題に対応し続けるのか。
当社は、Webサイトの制作・移行を検討する企業に対し、構築時点だけでなく、公開後の管理・運用体制まで含めて計画することを提言します。

■全調査結果・Webサイト運用チェックリスト全文を見る

今回の117サイトの調査結果、不具合の項目別内訳、WordPressから乗り換えた後も必要になる管理項目、Webサイトの移行前後に確認すべきチェックリストは、検索ブランド相談室(運営:リブランディング株式会社)の解説記事で紹介します。
詳細を見る

■調査概要

調査主体:リブランディング株式会社
調査日時:2026年11月3日 2時05分〜2時25分(日本時間)
調査対象:WordPressから他の基盤へ移行したと公開している117サイト
調査方法:公開情報から収集した候補を対象に、URLの有効性、公開状態、ドメインの重複などを確認したうえで、公開ページと公開されている応答・設定情報を調査しました。
調査項目:HTTPSと証明書、セキュリティ関連ヘッダー、メール認証設定、内部リンク、サイトマップ、検索エンジン向け設定、構造化データなど。
調査上の注意点:本調査は公開ページと公開応答のみを対象とした外形調査です。管理画面へのアクセスや侵入テスト、脆弱性の悪用可能性の検証は行っていません。不具合は当社の判定基準によるものであり、移行作業が原因で発生したことを示すものではありません。また、調査対象は無作為抽出ではないため、調査結果をすべての移行済みサイトに一般化することはできません。

■検索ブランド相談室について

「検索ブランド相談室」は、リブランディング株式会社が運営する、検索・AI検索・口コミ・企業情報など、デジタル上のブランド接点をテーマとした情報メディアです。独自調査・分析や実務に役立つ情報を発信しています。

■リブランディング株式会社について

リブランディング株式会社は、AIO対策、SEO対策、MEO対策、口コミ対策、オウンドメディア運用による集客改善、検索・口コミを活用した採用改善を展開。

会社名:リブランディング株式会社
代表者:代表取締役 菊地 将
所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂5-2-33 IsaI AkasakA 19階
設立:2016年1月
URL:https://rebranding.co.jp/

【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】

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E-mail:support@rebranding.co.jp
TEL:03-4405-5662
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