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西大井で食とサステナブルテーマの「ポートマルシェ」開催へ 起業家2人が主催

主催者の内山貴之さん(左)と餅田宏喜さん(右)

主催者の内山貴之さん(左)と餅田宏喜さん(右)

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 「食とサステナブル」をテーマとしたポップアップマルシェ「Port Marche(ポートマルシェ)」が3月26日、西大井のイベントスペース「わたがしひろば ふたば店」(品川区二葉1)で開催される。

当日販売するミルキークイーン(奥左)、あおばた豆(奥右)、へそ大根(手前)

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 同イベントを企画・運営するのは、持続可能な都市生活の提案・実装事業を手がけるwith earth(ウィズアース、西大井6)代表の内山貴之さんと、地域農業やコミュニティ活性化を支援するFood Community Lab(フードコミュニティーラボ、同1)代表の餅田宏喜さん。2人の出会いは、品川区立西大井創業支援センター(PORT2401)への入会だったという。

 開催の経緯について、内山さんは「都市部の暮らしがサステナブルではないことに課題を感じ、食品の生産過程でCO2排出量の少ない大豆ミートの日常食化を進めたいと考えていた」と話す。大豆ミートを広める方法として、食とサステナブルをテーマにしたマルシェを思いつき、餅田さんに協力を依頼。餅田さんは「生産者と消費者をつなぐビジネスを考える中で内山さんから相談があり、すぐに協力を決めた」と説明する。

 当日は、食品の販売や試食、ワークショップなどを行う。販売ブースでは、餅田さんと関わりのある生産者の食材や食品をそろえる。

 食材や食品は、宮城県丸森町にある「カフェつぶっこ」から仕入れた「へそ大根」「米粉クッキー」「あおばた豆」や、茨城県稲敷市で作られた有機栽培米「ミルキークイーン」など。崎陽軒(横浜市)のスイーツ専門新業態「HB Style KIYOKEN」による「お米でできたフィナンシェ」の販売も行う。価格帯は300~500円。いずれも試食できる。試食では、内山さんがレシピを考案した大豆ミートカレーも無料で提供する。

 ワークショップブースでは、コーヒー店「ambos coffee(アンボスコーヒー)」(二葉3)がセレクトしたコーヒー豆をハンドドリップする体験会を開く。「私が客として通っているコーヒー店なので声をかけた。地元の店と協力することで、生活圏内での楽しみ方を住民に提案できれば」と内山さん。

 会場では、サステナブルの観点から食べ残しや容器包装プラスチックを減らすきっかけにしてもらいたいと、量り売り体験を実施。乾燥大豆ミートや島根県・海士町産のグラノーラ「あまのーら」、鹿児島県・屋久島産のお茶などを用意する。

 「今後は月に1度の定期開催を続け、季節を感じられる食を届けたい。週末に開催するので、ふらっと立ち寄って気持ちよい時間を過ごしてもらえれば」と内山さん。餅田さんは「ゆくゆくは生産者を招き、交流の場を作っていきたい。西大井は大井町や中延、大崎などからでも徒歩圏なので、身近な場所で食や自然を楽しんでほしい」とほほ笑む

 開催時間は9時~13時。入場無料。

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