「鶏だしおでん はちこう 下神明店」(品川区西品川1、TEL 03-6426-9611)が下神明駅近くにオープンして3カ月がたった。運営は八幸(東大井6)。
1973(昭和48)年に大井町で創業した「八幸」は、本店(大井4)、すずらん通り店(南品川6)、大森海岸店(南大井3)を展開し、下神明店は4店舗目。店舗面積は約11坪。席数はカウンター=6席、テーブル=12席。
八幸3代目店主の中野さんは「偶然いい物件と出合い、出店を決めた。関東風おでんを主力としている既存店とは違うことをしようと、鶏白湯(パイタン)だしのおでんを提供することにした」と話す。「若い世代にも気軽に足を運んでもらいたい。昔ながらのおでん屋という印象を和らげるため、白いのれんを掲げ、店内も白と紺を基調に仕上げた。店名も、親しみやすさを考えて平仮名表記にした」とも。
既存店でも鶏料理を扱ってきたが、親鶏をメインに使う店舗は今回が初めてだという。「親鶏は肉質が硬い一方、鶏のうまみが強いのが特徴。家庭用の容量2リットルの圧力鍋で試作を重ねたが、実際の営業では20リットルの鍋を使うため、スケールの違いで仕込みの難しさが異なることに驚いた」と振り返る。
おでんは、「おまかせ盛り合わせ」(1人前・4品=980円)、ちくわぶ、厚揚げ、昆布(以上230円)、大根、卵、餅巾着(以上280円)、手羽元(3本390円)などを用意する。塚田水産(武蔵野市)から仕入れる練り物は、魚のすり身に大豆粉末を練り込んだ「東京揚げ」(390円)や、タマネギやトウモロコシのさつま揚げ(400円)など。中野さんは大井町と千葉県の2拠点生活を送り、同県で仕入れたレンコンなどの食材を本日のお薦めメニューに取り入れる。
ドリンクは、「アサヒスーパードライ 生ビール」(650円)や日本酒「大鳳」(650円)、焼酎(グラス=480円~)、梅酒(600円)、かちわりワイン(450円)など。「鶏白湯おでんに合うさっぱりとした酸味のある飲み物を意識している。ビールも、既存店とは異なるアサヒを採用した」と話す。
「既存店に通っている知人や、近隣住民が来店してくれている。下神明駅の近くには飲食店が少ないので、当店の出店が地域に新しい店が増えるきっかけにもなれたら」と中野さん。「今後は鶏だしを生かし、パクチーを使ったタイ料理などにも挑戦してみたい」と意気込む。
営業時間は17時〜23時。月曜、火曜定休。