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品川駅開業150周年でウォーキングイベント 9キロ散策、ゴールは高輪ゲ駅

150周年を迎える品川駅

150周年を迎える品川駅

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 JR品川駅で3月24日から、ウォーキングイベント「品川駅開業150周年!品川エリア今昔探訪」が始まる。主催はJR東日本(渋谷区)。

グランドプリンスホテル高輪の日本庭園(写真提供=JR東日本)

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 品川駅は1872年に開業した日本で最も古い駅で、今年で開業150年を迎える。同年に新橋~横浜間で鉄道が開業したが、品川~横浜間はそれより早く仮開業していた。「日本で最も古い駅」というメッセージを伝えるため、同社はJRグループが4月以降に企画するキャンペーン「鉄道開業150年」より早い時期に、今回の記念イベントの開催を決めたという。

 今回のイベントは、JR東日本が定期開催するウォーキングイベント「駅からハイキング」のプログラムとして開業記念コースを策定するもの。歩行距離は約9キロで、所要時間は約3時間。コースは、品川駅から高輪ゲートウェイ駅までのエリアにあるグランドプリンスホテル高輪、洞坂(以上、港区高輪3)、桂坂(高輪2)、天神坂(高輪1)、覚林寺(清正公)、絶江坂、仙台坂、大黒坂、七面坂、ザ・プリンス パークタワー東京、西應寺(芝2)、亀塚公園(三田4)、高輪大木戸跡(高輪2)を巡る。

 品川駅助役の坂部美奈子さんは「都会的なイメージがある品川だが、150年の歴史が示すように、歴史ある寺や坂などが数多くある。山手線の新駅・高輪ゲートウェイ駅を目指すことで、過去から現在までの移ろいを感じてもらえるスポットを選んだ。街歩きのファンのみならず、歴史好きにも楽しんでほしい」と話す。「グランドプリンス高輪やザ・プリンス パークタワー東京の庭園に咲く季節の花々も見どころの一つ」とも。

 品川駅中央改札外みどりの窓口前に設置される受付ブースでは、コース上の施設で使える割引特典付きのマップと、数量限定で同駅オリジナルデザインのボトル入りミネラルウォーターを配布する。

 27日は西武鉄道(埼玉県)との共同開催。JR東日本と西武ホールディングスが2020年12月に締結したまちづくりや沿線の活性化などを軸に据える包括的提携の一環として実施する。記念コースを歩く際に、西武鉄道沿線を中心に同社が定期開催するイベント「ウォーキング&ハイキング」のプログラムとしても申し込める。JR東日本のハイキングアプリ内では、西武鉄道の特急車両「001 系Laview(ラビュー)」のデジタル列車カードを進呈する。

 坂部さんは「社会や人の暮らしが大きく変わる場面には必ず品川駅の姿があった。これからも当社を代表する駅の一つとして、人の暮らしを支え、地域に根差したおもてなしを提供していきたい」と話す。

 参加受け付け時間は、JR=9時~11時30分、西武=8時30分~11時。30日まで。予約不要。中学生以下は保護者との参加を呼び掛ける。

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、受付窓口などに消毒液を設置する。受け付け時とハイキング中には参加者同士が適切な距離を取るように呼び掛けるほか、マスクの着用、手洗い、せきエチケットを促す。

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