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荏原文化センターで「しながわジャズフェスティバル」 「なかのぶ」から名称変更

平野学さん

平野学さん

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 「しながわジャズフェスティバル(旧:なかのぶジャズフェスティバル)」のメインコンサートが3月20日、荏原文化センターの大ホールで開催される。制作は品川音楽企画(品川区東中延1)。

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 プロのジャズミュージシャンが集まり、特別編成で演奏する同イベント。年1回のメインコンサートのほか、地域での演奏やワークショップを行う。

 「ジャズスナックまつ」(東中延1)店主の平野学さんを中心に開催する。平野さんは老舗ジャズライブハウス「新宿PIT INN(ピットイン)」(新宿区)開店時のチーフマネジャーを務めた後、「ジャズスナックまつ」をオープンした。1989(昭和64)年に同店の開店20周年と東急池上線荏原中延駅の地下化を記念して、「なかのぶジャズフェスティバル」を初開催。平野さんが知り合いのミュージシャンに声を掛け、ジャズピアニストの山下洋輔さんらが出演した。

 1999(平成11)年の第2回からは中延商店街連合と共催し、2009(平成21)年の第3回開催以降は毎年開催している(2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止)。今回から持続的なイベント開催を目指して体制を見直し、名称を「しながわジャズフェスティバル」に変更した。

 メインコンサートに出演するのは、森山威男さん(ドラム)、市川秀男さん(ピアノ)、中村誠一さん(サックス)、鈴木良雄さん(ベース)、今福健司さん(パーカッション)、小山太郎さん(ドラム)、川嶋哲郎さん(サックス)、中路英明さん(トロンボーン)、コモブチキイチロウさん(ベース)、市原ひかりさん(トランペット)、小沼ようすけさん(ギター)、ユッコ・ミラーさん(サックス)、スガダイローさん(ピアノ)、類家心平さん(トランペット)、西村知恵さん(ヴォーカル)など。

 プログラムは3部制。第1部は、プレイベントとして今年1月に開催されたアマチュアジャズコンテストの優勝者とプロミュージシャンが共演する。ジャズスナックまつの常連客などで結成した「まつビッグバンド」も登場する。

 第2部は、候補曲30曲の中からファン投票で選出された7曲をプロミュージシャンがオリジナルアレンジで演奏する。ファン投票は第2回開催時から続いてきた企画で、今回は映画音楽、邦楽、洋楽、アニメソングなどのジャンル別に選曲する。

 第3部はプロミュージシャンによるジャズセッション。平野さんは「普段はなかなか見られない組み合わせのミュージシャンが演奏するステージ。今回は若手枠を広げることにした」と話す。

 公演観覧チケットの料金は、前売り=6,000円、当日=7,000円。全席指定。Under 21限定チケットは前売り=3,000円、当日=3,500円。販売場所は、チケットぴあ、チケットセンターCURIA、スクエア荏原(荏原4)、「ジャズスナックまつ」。オンライン配信チケットは2,500円。

 「地域のジャズイベントの先駆けとして、投票による選曲など地域密着型の企画も取り入れてきた」と平野さん。「昔からほかでやっていないことをやりたい気持ちがある。新宿ピットイン時代から、店舗運営と興行のどちらにも奮闘してきた。自分の経験を生かしてジャズフェスを続けてきたが、将来的に長く地域イベントとして続けていけるよう体制を整えていく。協力してくれる企業は大歓迎」とほほ笑む。

 15時30分開演。

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