トレーニングスタジオ「ハイアルチ 大井町スタジオ」（品川区大井1、TEL 03-6303-8886）が大井町駅西口近くの光学通り沿いにオープンして1カ月がたった。経営はHigh Altitude Management（ハイアルチテュードマネジメント、中央区）。

室内の酸素濃度を表示するモニター

　全国にフランチャイズ展開するスタジオで、品川区内での出店は初。オーナーの井納雅美さんは、大井町を選んだ理由として「昔から住んでいる人もいれば、新たに移り住むファミリー層もいる。多くの世代層が暮らす場所だと感じたから」と話す。

　施設面積は45坪。スタジオ内には、自走式のランニングマシン、3種類の筋力トレーニング器具やエアロバイクを設置するほか、ストレッチできるスペースを設ける。

　井納さんは「専用機械と独自技術で低酸素濃度の高地環境を室内で再現しているので、2500メートル級の山と同程度の環境で運動ができる」と説明する。スタジオ内には1人以上のトレーナーが常駐し、トレーニング中は血中酸素濃度を計測し、5分ごとに声をかけて安全を管理する。

　「低酸素濃度の環境で体に負荷がかかると、ミトコンドリアが活性化する。これにより、30分程度ランニングマシンを歩くだけでも十分な汗をかけるので、通常のジムより達成感を覚えやすいはず。気圧自体は変わらないので、高山病の心配も少ない」と井納さん。

　月額制の会費は月1万1,000円～で、利用時間と頻度によりプランを設ける。初回に、入会金1万1,000円と事務手数料5,500円、心拍ベルト代2,200円が別途必要。11月30日までは初回費用が無料になる。

　「高地トレーニングは多くのアスリートが導入している。私自身もスポーツ選手である夫のサポートがスタジオ開業の大きな理由だが、スポーツ初心者も歓迎。短い時間でも汗を流せるので、運動が苦手で長時間は無理だと感じる人こそマッチすると思う」と井納さん。「今後は体験イベントやアロマのワークショップ、ピラティスなどを開催予定。スタッフが積極的にコミュニケーションを取って『またここに来たいな』と思える場所にしていきたい」と意気込む。

　営業時間は月曜＝7時～10時、火曜～金曜＝7時～13時、16時～22時、土曜＝8時～18時、日曜・祝日＝8時～17時。